Description

このパビリオンの内部構造は「ホール」、「セラー」、「オーディトリウム」の3つに分かれてる。エントラン
スホールを抜けるとそこは吹き抜けの展示室があり、彫刻家の植木茂氏制作の高さ12mの巨大な
ステンレス製モニュメント「御酒口」がある。御酒口とは聞き慣れない言葉であるが、古来、祝賀時等
に神酒の飾りに用いられるものだそうです。それをモチーフに造られたこの芸術作品は静かな音楽が
流れる中、幾色かの照明を受け幻想的な光景であったそうです。


地階はセラーでウィスキー原酒の樽が積み上げられた酒倉風の内装となっている。ここの通路には
「曲水」が展示されている。曲水というのも聞き慣れない言葉ですが、平安時代の宮廷人が水の流れに
盃を浮かべて酒をくみ、歌を詠んだという雅な水遊びだそうです。
地下のサントリーバーでは、アラスカ氷河の氷で作られた「EXPOカクテル」などが振る舞われたそうです。



「オーディトリウム」はこの館のメインで上、中、下の6面スクリーンからなる巨大な映像空間となっている。
上部スクリーンへは一階から映写され、中部スクリーンへは2階から、下部スクリーンへは3階から映写
される仕組みで臨場感にある映像が体験できたようです。「生命の水」と題された映画が上映され、世界
各地の人間と水のふれあいを叙事詩風に謳いあげられた作品であったようです。